
やっぱり、ピカソって大好きなんです。
ピカソはどの時代のものも大好きなんです。
でも、マチスと同様に、晩年の作風がとくにいいですねえ。
いかにも、天才らしさがにじみ出ている、その名にふさわしい感じがします。
筆さえ持ったら、もう変なもんは描けなくなっていますねえ。
筆持たせたら、やっぱり天下一品ですねえ。
ピカソとの出会いは、ビートルズと同様に、確か小学4年のころでした。
確か、当時の社会科の教科書の表紙にピカソの「ゲルニカ」がのっかってました。
それで、当時の担任の先生に「これって、誰の、なんていう絵ですか?」
って、おたずねして、教えてもらいました。
それがピカソっていう画家を認識したいちばん始まりで
「ゲルニカ」っていう作品を目にした、いちばん最初でした。
それで、この「ゲルニカ」はたいそう気に入りまして
のちに、私どもが結婚しまして、新婚旅行の行先は
「ゲルニカが観たい」ってことで、ニューヨークになったほどです。
ただ、大変残念なことに、ちょうど観ることができませんでした。
私どもが、ニューヨーク近代美術館に行った前の年に、スペインに返還されていました。
当時は、百科事典しかなくて、情報がリアルタイムじゃなかったんです。
当時、インターネットがあれは、こんなへまをしなくて済んだんですが。
おかげで、メインがどこやら行ってしまった新婚旅行になりました。
ただ、地下の売店で、しっかりポスターを入手してきました。
というのも、その当時は、ゲルニカのポスターは日本では出回ってませんでした。
っていう訳で、ちょびっとだけ目標達成でもありました。
それで、このイーグルのポスターなんですけど
よく見ると、何とひと筆書きなんですねえ。
それにもかかわらず、見事にいい雰囲気が出ています。
普通では、とても、シャシャシャっと書いてこんなにみごとに描くことはムリです。
いい形をした、愛嬌のある雰囲気のイーグルです。
これ以上、太っててもいけないし
これ以上、やせててもいけないし
これ以上、背が低くてもいけないし
こんなような感じのことを一瞬でやってのけてしうのがピカソなんです。
この辺りが、ピカソがピカソたるゆえんです。
まさに真骨頂って感じでしょうか。
他の、ピカソのお気に入りも、また後日、紹介したいと思います。
そんなわけで、ピカソ、マチス、キースへリングって個人的にお気に入りなんですぅ。